5月の定例会

2012年05月27日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 12:40 Comments( 0 ) 定例会
5月の定例会は主に今年度の活動内容の検討、
助成金申請に関する話合いが行われました。

お仕事や用事で来られない方もいらっしゃいましたが、少ない人数
でも、話は盛り上がりました。

今年度は浦添市の湧き水に関する冊子(歴史・文化・自然・環境)を
を作る予定です。
いろいろとみんなで知恵をしぼり、なんとか助成金をもらえるよう
活動計画と予算額の計上についての話合いが無事終わりました。

そんな時、ごやさんが席を立ち、何やら箱のようなものを持って
きました。

前日、代表の誕生日だったことを知っていて準備してくれました。
感激。
誕生日のお祝いをみなさんにして頂き、とてもうれしかった
です。ありがとうございます。

この冊子が完成したらみんなで湧き水めぐりをしよう!
そのためにモアイをしよう~♪とか
『湧き水カルタ』を作ってカルタ大会をしよう~♪とか
話はどんどん広がっていきます。

いい大人が真剣に『湧き水カルタ』に熱中する
姿を想像してとても楽しくなりました。
この会の主旨である「fun=楽しむ」ことをモットーに
今年度も活動ができたらと思っています。

参加されたみなさん、お疲れ様でした。

追伸:なみまるさんのブログの湧き水情報、アップしました。
http://wakimizufun.ti-da.net/e3445230.html
こちらもご覧下さいね。



伊計島のカーと首里のカー

2012年05月27日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 11:41 Comments( 0 ) 湧き水散歩
今回は会員のなみまるさんのブログに湧き水に関する記事が
投稿されているのでご紹介します!!

伊計島(犬名河)
http://nami5963.exblog.jp/17667532/

首里の水と酒(崎山樋川ほか)
http://nami5963.exblog.jp/17660583/


なみまるさんのブログは沖縄の歴史・文化・自然が満載です。
 【なみまるの沖縄生活 http://nami5963.exblog.jp/

どうぞお楽しみ下さい。




(4月にようどれの案内をして下さったなみまるさん)


宮城島の湧水群

2012年05月20日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 16:35 Comments( 0 ) 湧き水散歩
湧き水fun倶楽部会員のみなさんが訪れた湧き水を
ブログで紹介することになりました。
旅行で、ドライブで、ちょっと通り過ぎたけど気になった?!
などなど、皆さんからの情報をお待ちしています!!

今回は事務局の渡辺さんからの報告です。

事務局の渡辺です。今回は、仕事で行った宮城島で見つけたカーをご紹介します。
平安座島、宮城島、伊計島と並ぶ勝連半島近くにあるこの島々。伊計島には行ったことはあっても、宮城島には行ったことがない、という方も多いのではないでしょうか。実は私もそんな一人で、伊計島には何度も行っているのに、宮城島で車を降りるのは初めてでした。そんな宮城島を車で走っているときに、何とも怪しい(?)ものを見つけ、車を降りてみました。

この湧水は「ヤンガー」というそうで、大きな池と、(写真ではわかりづらいのですが、大きな亀も写っています。亀は2匹いて、近づくと水の中に逃げます。)

立派な湧き口があります。黄色い札には、「注意 1 ここの水で手・足・頭など物を洗ってはいけない。 2 あらい物は、下の池で」と書かれていて、カップが括り付けられています。今も飲めるのでしょうか。上流で洗い物を禁止するというのは、浦添の仲間樋川にもありますが、ここには「違反者には罰則」みたいなものはないようです。

また、案内板もありました。写真ではよくわからないと思いますので要約しますと、「琉球石灰岩とクチャで成り立つ宮城島には多くの湧水がある。その中で一番の湧出量をもつヤンガーは1849年与那城間切の名嘉村ペーチンと池味ペーチンが住民19人の協力を得て石造の改修工事をしたことが「球陽」に記録されており、当時の建築技術の高さを今に伝えている。現在でも正月の若水や産水としても使用されており、日常生活にかかせない貴重かつ神聖な水源となっている」。と書かれていました。

このヤンガーからほど近い宮城集落の訪問先へ行くべく道を歩いているとまた見つけました。

貯水タンクらしいものと、湧水の小さな池らしいものが見えます。早速調査開始です。

手前のものはタンクでしょうか。今は使われていないようです。その奥に湧水らしいものがあるのでそこも覗いてみます。

上にネットが貼られていて、ヒモ付きのバケツがあるので、今も水が湧いていて使われているのかも知れません。

中を覗いてみると、やはり水がありました。農業用水などに利用されているのでしょうか。

仕事を終えての帰り道、「しゃべる道路地図」と呼ばれる私の脳が帰りは行きと違うルートで帰るよう指示を出しました。ところが、池味地区あたりで道を間違えたらしく、迷ってしまいました。そんなときに、またまた湧水発見です。

タチチガー。

立派な湧き口と、

大きな池があり、ジャバジャバと水が流れていました。

宮城地区・池味地区と、近接するごく狭いエリアで見つけたこの3つの湧水。この地域は伊計島に近いエリアですが、平安座島に近いエリアはどうなのか、また次に訪れるときの楽しみができました。


震災と井戸の活用

2012年05月17日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 22:01 Comments( 0 ) 新聞記事
平成24年5月16日(水)付、琉球新報投稿欄に
「震災と井戸の活用」という投稿記事がありました。
とてもいい記事でしたので、まだ、ご覧になっていない
方は是非、お読み下さい。

(事務局 渡辺)

追伸:後日、ごやさんからも同じ情報が寄せられました!
これからも、よい情報があれば、是非、お寄せ下さいね。

(ぐし)


4月定例会~歴史・文化を学ぶ~

2012年05月13日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 00:31 Comments( 0 ) 定例会
沖縄地方が梅雨入り宣言をしたその朝、
湧き水fun倶楽部4月定例会が行われました。

湧き水の聞き取り調査をする際に、地域の歴史を知っているのと
知らないのでは、理解に差ができてしまうので、浦添の歴史の元
となる「浦添城」と王の墓「ようどれ」を中心に今回は会員の
浪岡さんと鈴木さんが案内して下さいました。

案内板の前に立って説明してくれたのは鈴木さん。

浪岡さんが準備してくれた資料と案内板でしっかりと位置の確認
をして出発です。


まずは「浦添ようどれ」に向かいます。

暗しん御門(くらしんうじょう)を通って

中に入ると

琉球国王初期の王陵で13世紀に築かれたといわれる
「ようどれ」が目の前に。「ようどれ」とは沖縄の言葉で「夕凪」。
安心して暮らせる場所という意味があるそうです。

手前(西室)は「英祖王」奥(東室)には「尚寧王」が眠っているそうです。


伊波普猷の墓、復元中の城壁、愛知県の慰霊碑跡、浦添家の館跡、
浦和の塔、ディークガマを周り展望台でひと休み。

浦添城跡内には、沖縄の歴史の中でも重要な場所がいくつもあること
が知られていますが、戦争遺産が意外に多いことに驚かされます。
ここで沖縄戦の様子を聴いていると、目の前に広がる風景の見え方が
違ってきます。

城跡内の原っぱの斜面にはかわいい花がいっぱい咲いているのを
ごやさんが見つけ「お花畑みたい~」叫んでいました。
「この花なんだろうね~」としばらく写真を撮ったりして癒されました。

参加した石井さんが後日、花の名前を調べて教えてくれました。



小さい花が「ユウゲショウ」



大きい方は「ヒルザキツキミソウ」

ようどれ(ユウナギ)に咲くユウゲショウいいですね。
一面に咲かせて「ようどれ」の花にしてもいいかも。

石井さんはこのような言葉を添えて下さいました。

ステキですね。

この後訪れたのが「前田高地平和之碑」



ここは日本軍の戦没兵士のための慰霊碑だそうです。
私はこの慰霊碑の存在を初めて知りました。

浪岡さんの話によると、沖縄戦で戦没した兵士の数は
北海道出身者が一番多かったそうです。

浪岡さんのお父様は北海道の出身で兵士として満州で
負傷し九死に一生を得て関西の陸軍病院で治療を受け
一命を取り留めたそうですが、もし、負傷せずに戦って
いたとしたら、その後は沖縄で戦いここに名前が刻まれ
る運命だったはず・・・そうなっていたら、私はここに
おらんかったし、ここでみなさんにこんな話をすることも
なかったかもしれませんね・・・という浪岡さんの言葉
が心にずしんと響きました。

戦争を国の歴史ではなく個の歴史の積み重ねで考えてみる
と、違った角度から見えてくることがたくさんあるような
気がします。

ひとりひとりが語れる部分でいいので戦争の語り部になる
ということもとても大切なことだと思いました。
人の思いというものは、やはり伝わるものがあります。



城跡の東の端まで歩いていくと、そびえ立つ
「為朝岩(はなれじー、ニードルロック)」を目の前に見ることが
できました。
ここも戦争遺産のひとつです。
参加した渡辺さんが
「この岩、少し前まではもっと高かったような気がするのですが・・」
と質問すると、浪岡さんは
「そうなんですよ。よく気がつきましたね。ここも保存するのであれば
対策が必要だと思うのですが、そのあたりを検討することも大事かも
しれませんね」
というお話しでした。

その後、今年3月に発行した改訂版「浦添の湧き水マップ」に
加えられた湧き水(正確には跡)の「鏡川(カガンウカー)」へ。



水面が鏡のように美しかったというのが名前の由来で、
「琉球国由来記」には、お正月に国王の若水として恵方の水を汲む
ための泉のひとつとして大切に守られていたことが記されている
神聖な場所です。
残念ながら採石で水は枯れてしまったそうです。


その他、石畳や浦添城の碑をまわり、もう一箇所、湧き水の跡がある
というので案内してもらいました。

「カラウカー」
こちらも水が枯れてしまっている・・・というはずでしたが、
のぞいてみると驚いたことになんと水がある!!

これには案内をしてくれた浪岡さんもびっくりしていました。

その後、戦争の時に近くの人たちが隠れたガマの跡を見て、
最後は魚小堀(イユグムイ)跡で今日の散策会のプログラム
は終了しました。

資料を準備し、調整や下見と入念な計画で今日の定例会の
講師として案内してくれた浪岡さん、鈴木さん本当にありがとう
ございました。

日本の歴史は学校で勉強した記憶があるのに、沖縄の歴史は
あまり詳しく知らないウチナーンチュも多いのですが、とても
わかりやすく楽しく浦添の歴史を学ぶことができ、有意義な時間
を過ごすことができました。


まだ、少し時間があったので、近くの伊祖城跡まで足を伸ばし

その道向こうの小さな階段を下りて

立津(タチチ)ガーに行ってみることに。


以前よりも水がきれいになっていて、手で触れたり足を浸したり。


流れに沿って歩いていくと、奥には白い馬が飼われていました。


かつて首里王朝時代に国王の若水献上行事の際、沢岻樋川から
水を汲んでお城に届けるときには、「白い馬」にのって水を
届けたという話を思い出しました。その馬の子孫なのでしょうか???

お昼を挟み、午後は今年度より活動拠点としてミーティング
の際に会議室をお借りすることになった「環境科学センター」へ。



金城さんと桂さんがいろいろと準備をして下さり、和気藹々と今後の
活動内容についての話合いを行うことができました。
本当にありがとうございます。

参加した皆さん、お疲れ様でした。




環境省 都道府県別湧水把握件数

2012年05月12日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 15:30 Comments( 0 ) 資料
先日の定例会で金城義信氏が情報提供してくださいました
H24年4月22日(日)付け沖縄タイムス8面の記事について
の情報をリンクしておきます。

環境省 都道府県別湧水把握件数
(平成21年実施)
http://www.env.go.jp/water/yusui/result/sub4-1.html

これを見ると、なんと沖縄は、
全国で5番目に湧き水の多い都道府県であることがわかります。

1位 千葉県 2182件
2位 愛媛県 2028件
3位 長野県 1536件
4位 富山県 1270件
5位 沖縄県 1058件

貴重な情報をありがとうございました。
このように湧き水に関する情報がございましたら、
事務局にご一報下さい。
よろしくお願いします。