1月定例会と「浦添市市民の学び応援講座(第4回目)」

2020年01月25日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 17:29 Comments( 0 ) 定例会
1月18日は、環境科学センターにて、湧き水fun倶楽部の1月定例会が開催されました。
この日の内容は、お茶の先生である上原さんによるお茶会と、「浦添市市民の学び応援講座」第4回目として金城まみ子先生によるフルートの演奏会です。


まずは、色紙に書かれている言葉「瑞気満高堂」は「ずいきこうどうにみつ」と読み、「瑞気(めでたい気)が、高堂(茶室)に満ちている」という意味であること、お茶の聖地とも言われている大徳寺(京都市)の和尚さんによる書であることの説明がありました。また活けてあるお花は、「結びやなぎ」と言い、旅立つ人との再会を期し、柳と柳を結び合わせたものなのだそうです。椿と梅の控えめな花がとても美しく感じられます。またこの日、足をお怪我されていたにもかかわらず、凛としてお茶を点て続けた上原さんのお姿に敬服いたします。

参加の皆さん全員がお点前を頂戴したあとは、金城先生によるフルートの演奏会です。

この日は、【お正月】【クラシック】【水】【うた】の4つのテーマで演奏してくださるとのことです。その前に、フルートは、金管楽器ではなく木管楽器であり、リコーダーが先祖にあたること、などを学びます。

【お正月】のテーマからは「春の海」「さくら」がメドレーで演奏されます。フルートが「和」の曲に全く違和感がないことに驚きました。
【クラシック】と【水】のテーマからは、「カノン(パッヘルベル)」「シリンクス(ドビュッシー)」「童神」「川の流れのように」「パートオブユアワールド(リトルマーメイドより)」「let it go(「アナと雪の女王」より)」が演奏されました。
「シリンクス」はドビュッシーの作曲による無伴奏フルート曲で、フルート奏者の多くがこの曲に接するとのことです。
この曲には、「半獣神パンがニンフ(精霊)のシランクスに恋するが、シランクスは川岸で逃げ場を失い、水辺の妖精に祈って葦に姿を変えてしまった。嘆き悲しんだパンはその葦から笛を作った」という物語があるそうです。水の揺らぎを感じるような曲でした。
【うた】のテーマからは、イタリア歌曲のメドレーです。「帰れソレントへ」「サンタルチア」「オーソレミオ」といった日本人にとってなじみのあるカンツォーネがメドレーで演奏されました。

その後、湧き水fun倶楽部が誇るテノール歌手、三井さんと「サンタルチア」の夢のジョイントです。声の不調を訴えていた三井さんですが、どうしてどうして、迫力ある歌声を披露してくださいました。
このあと、アンコールで「ガボット(ゴセット)」「情熱大陸(葉加瀬太郎)」の演奏をもって演奏会はお開きとなりました。


またこの日は、昨年第一子が誕生した野原さんご夫妻がご長男同伴での参加だったこともあり、金城先生もときどきご機嫌を窺うように表情を覗き込みますが、とても落ち着いた表情で聞き入っていたようです。

有志のみなさんからのお祝いをお渡ししたのち、渡邉からこの1年間の活動を報告を行い、

ごや副代表が金城先生へのお礼の言葉を述べ、1月定例会は終了となりました。

この日、演奏会の依頼を快く引き受けてくださった金城先生、本当にありがとうございます。今後のますますのご活躍を祈念しております。