柿田川湧水

2016年09月15日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 20:57 │Comments( 0 ) 湧き水ツアー
先日、日本三大清流と呼ばれる静岡県の柿田川湧水を訪れました。
柿田川湧水
柿田川湧水
柿田川湧水
柿田川湧水
さっそく第一展望台へ行くと、水がぼこぼことあちこちで湧いているのが見えます。ここの湧水は現在近隣市町村で利用されているそうです。
柿田川湧水
柿田川湧水
そばに腕章をつけて立っていた方にお話を伺いました。この方は、柿田川みどりのトラスト理事長、下川原(しもかわら)里見さん。
柿田川湧水
この湧水は、一日100万tの湧出量があり、富士山から約70km地下を流れてくること、地下にはおよそ45億tもの水があり、それは琵琶湖一杯分に匹敵する量であること、長い年月をかけて流出するため充分に濾過されており消毒などが必要ないこと、pHは7.2、ミネラルを含む弱アルカリ性で水温は年間15℃、湧出量の7割が駿河湾に流れ込むためにこの海域でしか獲れない桜エビが育つ豊かな海を育んでいること、などお話いただきました。
柿田川湧水
ひととおり、湧水についてお話をお聞きしたあとは、環境についてお話をいただきました。
ここは今でこそ豊かな自然が残されているが、水を求めてやってきた企業が垂れ流した汚染水などで40年前はヘドロの川であったこと、昭和50年に10人で組織を立ち上げ企業を撤退させるため奮闘したこと、税金収入が見込める企業を追い出したことで環境整備に行政が協力してくれなかったこと、ホタルが住めるような環境になったのは昭和61年であること、NHKが番組で取り上げてくれたおかげで注目されたこと、現在は両岸の85%を買い取ったこと、等々、この環境を取り戻すために大変な努力をされてきたことなどお聞きすることができました。
ここで絵はがきや、洗剤を使わずに洗い物ができるふきんなどが売られていたので購入すると、トラストが作成した資料をいただくことができました。
柿田川湧水
たっぷりとお話をお聞きし、次の展望台へ移動しようとしたとき、別の方から「もう少し下流の橋のところに行くと、静と動の柿田川が見られるので、せっかく来たのだったら、ぜひそちらにも行ってみるといい」とお話がありました。
柿田川湧水
第二展望台からは、大きな風呂釜のようなところからものすごく透明な水が湧いているのが見えました。
柿田川湧水
青く光り輝いて、吸い込まれそうです。
柿田川湧水
柿田川湧水
途中、湧水とふれあうことのできる場所がありました。
柿田川湧水
そこには、足湯ならぬ足水(?)があります。冷たくてとても気持ちがよかったそうです。
柿田川湧水
駐車場に戻り、トイレに行くと、その向いに「ひーじゃー」がありました。
駐車場を出て、先ほどの方からお勧めがあった橋を探して行ってみます。
柿田川湧水
これが、静の柿田川です。
柿田川湧水
そして、これが橋を挟んだすぐ下流の動の柿田川です。轟音をたてて流れていく姿はとても勇壮です。

美しい湧水とそれを蘇らせ守り続けていこうとしている方々。大きな感銘を受けた柿田川湧水でした。




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