平成29年度 てだこ市民大学講座

湧き水fun倶楽部

2017年06月03日 15:07

昨年に引き続き、浦添市手だこ市民大学 文化振興・橋梁学部2年次の専門科目 史跡めぐりと地域マップ作りの講師を湧き水fun倶楽部でひきうけることになりました。
4月27日(木)から6月1日(木)までの週一回、5回の講座でした。
第1回目はオリエンテーション。
第2回目は、浦添の湧き水を中心に散策しました。

今回の目玉は、浦添市の文化財であり、この春、めでたく復元された安波茶樋川。

講師は環境担当の桂 浩史さん。

受講生が早速、エビの抜け殻を発見!無事にエビももどってきて脱皮をしたようです。

水質を調べるために、まずは透視度計で水の透明度を見てみます。なかなかきれいな様子。

水温は23度ほど。

パックテストをつかって簡単な水質調査。

水もきれいなようです。

かろやかな水音を聞くと元気がでますね。みなさんいい表情をしていらっしゃいます。

第3回~5回は、それぞれが地域散策マップにとりかかるためにテーマを決め、資料を集め、実際にマップ作りにチャレンジ。

実際に歩いた道、そして、現場で聞いた話、写真などを入れてオリジナリティあふれるマップに取り組みました。

海に続く川の水源をたどるマップを作製したYさんは、安波茶樋川から港川の海にそそぐシリンカーの水の流れをマップにしました。そのほか、漁港近くのおいしいものマップや障がいを持つ人にもやさしい散歩マップ、泉からヒントを得て、城間にかつて存在した「泉町」について調べてマップにする人など、様々な視点から個性豊かな地域マップ構想が生まれました。

中でも、視覚障がいを持つ受講者の方のお話しが印象的で、「水の音」が聞こえるところなどを入れたいという発想から、「音マップ」というキーワードが出てきて、それぞれのマップ制作にも大きなヒントが生まれたようです。

昨年度、そして今年度ともに、地域の散策マップをそれぞれの視点で作ってほしい、そして、できれば水のあるところを確認して、災害時などの緊急時に備えて、水の様子もマップに入れてほしい、という2つのポイントでマップ作りの講義をしてきましたが、みなさん、それぞれの視点が面白く、そして、仲間としての結びつきが強く、お互いサポートしあいながら切磋琢磨している様子がとても素晴らしいと思いました。

今回、市民大学の学生が作った「地域散策マップ」は、夏ごろに市役所ロビーに展示される予定です。
どうぞ、お楽しみに!!

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