柿田川湧水を訪ねた翌日、山中湖にほど近い、山梨県の忍野村を訪れました。ここは、世界文化遺産として認定された富士山の構成資産として位置づけされている、有名な「忍野八海」があるところです。


10:50、忍野八海に到着です。民家の軒先が駐車場になっていて、自分で料金を入れます。管理している人はいませんので、完全に良心任せのようです。

駐車場にあった地図を頼りに歩くと、一番最初に「菖蒲池」に出会いました。

ここは、中心部から少し離れており、訪れる人も少なめだったからか、地味な印象を受けます。

商店の前を抜けると、「富士山の雪どけ水」と書かれたところから豪快に水が湧き出していました。とても冷たい水です。

その湧き口のすぐ向かいに、名水百選に選ばれている「湧池」があります。忍野八海の池すべてが名水百選に選ばれているわけではなく、この湧池だけが名水百選なのだそうです。


青く透き通った池はとてもきれいです。この池は底に洞窟があり、以前テレビの取材で訪れたカメラマンが潜って亡なったことがあるそうです。
なんでも、中は相当入り組んでいる上に、泳ぐと底の堆積物が舞い上がり視界を奪ってしまうためのようです。

その後、有料エリアのはんのき資料館に入ると、

その奥に「底抜池(そこなしいけ)」がありました。


ここは、最も古い景色を残しており、ここで無くしたものがお釜池で見つかったことがあるそうです。

資料館の建物上にある展望台から公園内を望みます。

条件が良ければ、このように水車の向こうに富士山が見えるそうです。


そして、祝言の日に銚子を持ったまま身を投げた婿がいることと、かつて銚子の形に似ていることからその名がついたと言われる「銚子池」(縁結びの池でもあるそうです)、

「お釜池」へと行きます。

お釜池は、最初「小っちゃ!」と思ったのですが、


豊富な水量がある青く透き通った池は結構深くとても美しいものでした。
このお釜池は、お釜の中で熱湯が沸くように水が湧出していたことからついた名前だそうです。


そして、ここから湧き出た水が流れていく水路に、「バイカモ」と呼ばれる植物がゆらゆらと揺れていてこれがまた美しさに花を添えます。


中心部に戻ってくると、先ほどの「湧池」の向かいに、名前とは打って変わってとても透明な「濁池」があります。ここは、1800年頃は濁っていたが、今は井戸水が流入しているため濁っていないとのこと。みすぼらしい行者が一杯の水を頼んだところ断られたため、その後水が濁ったという言い伝えがあるそうです。



濁池のすぐそばには「中池」がありますが、こちらは人口の池だそうです。土産やが立つ下の部分から水がジャバジャバと湧き出しています。


最後に、中心部からだいぶ離れた場所にひとつだけひっそりとある「出口池」を訪れます。ここはお釜池から徒歩では15分くらいかかるようで、訪れる人もかなり少なかったです。
出口池は、一番面積が広く、他の七つの池が北斗七星を意味しているのに対し、この池は北極星を意味しているのだそうです。また、出口とは言いますが、一番目の霊場だそうです。みそぎはこの池からスタートするそうです。
軽い昼食をはさんで14:01、ここを出発しますが、帰宅してから気づいたことが一つあります。「中池」を「鏡池」と勘違いし、「鏡池」を見て来なかったのです。また次回訪れる理由ができたということにしたいと思います。
なお、忍野八海についての解説が資料にありましたのでそれを載せておきます。
「忍野八海は古くから富士修験道の霊場であった。富士講の信者は富士登拝に先立ち八つの湖沼群において水行を行ったとされ、忍野もその一つであった。霊場巡拝の信仰が薄らぎ始めると、富士講の一つである大我講(だいがこう)のみそぎの地としてそれぞれの池に八大竜王を祀り、一番霊場の出口池から八番霊場の菖蒲池までを巡礼する道が整備されたために霊場は再興され、浅間神社に参詣したのち富士山に登ったと言われている」(忍野村観光協会発行「水の郷巡り」パンフレットより)


10:50、忍野八海に到着です。民家の軒先が駐車場になっていて、自分で料金を入れます。管理している人はいませんので、完全に良心任せのようです。

駐車場にあった地図を頼りに歩くと、一番最初に「菖蒲池」に出会いました。

ここは、中心部から少し離れており、訪れる人も少なめだったからか、地味な印象を受けます。

商店の前を抜けると、「富士山の雪どけ水」と書かれたところから豪快に水が湧き出していました。とても冷たい水です。

その湧き口のすぐ向かいに、名水百選に選ばれている「湧池」があります。忍野八海の池すべてが名水百選に選ばれているわけではなく、この湧池だけが名水百選なのだそうです。


青く透き通った池はとてもきれいです。この池は底に洞窟があり、以前テレビの取材で訪れたカメラマンが潜って亡なったことがあるそうです。
なんでも、中は相当入り組んでいる上に、泳ぐと底の堆積物が舞い上がり視界を奪ってしまうためのようです。

その後、有料エリアのはんのき資料館に入ると、

その奥に「底抜池(そこなしいけ)」がありました。


ここは、最も古い景色を残しており、ここで無くしたものがお釜池で見つかったことがあるそうです。

資料館の建物上にある展望台から公園内を望みます。

条件が良ければ、このように水車の向こうに富士山が見えるそうです。


そして、祝言の日に銚子を持ったまま身を投げた婿がいることと、かつて銚子の形に似ていることからその名がついたと言われる「銚子池」(縁結びの池でもあるそうです)、

「お釜池」へと行きます。

お釜池は、最初「小っちゃ!」と思ったのですが、


豊富な水量がある青く透き通った池は結構深くとても美しいものでした。
このお釜池は、お釜の中で熱湯が沸くように水が湧出していたことからついた名前だそうです。


そして、ここから湧き出た水が流れていく水路に、「バイカモ」と呼ばれる植物がゆらゆらと揺れていてこれがまた美しさに花を添えます。


中心部に戻ってくると、先ほどの「湧池」の向かいに、名前とは打って変わってとても透明な「濁池」があります。ここは、1800年頃は濁っていたが、今は井戸水が流入しているため濁っていないとのこと。みすぼらしい行者が一杯の水を頼んだところ断られたため、その後水が濁ったという言い伝えがあるそうです。



濁池のすぐそばには「中池」がありますが、こちらは人口の池だそうです。土産やが立つ下の部分から水がジャバジャバと湧き出しています。


最後に、中心部からだいぶ離れた場所にひとつだけひっそりとある「出口池」を訪れます。ここはお釜池から徒歩では15分くらいかかるようで、訪れる人もかなり少なかったです。
出口池は、一番面積が広く、他の七つの池が北斗七星を意味しているのに対し、この池は北極星を意味しているのだそうです。また、出口とは言いますが、一番目の霊場だそうです。みそぎはこの池からスタートするそうです。
軽い昼食をはさんで14:01、ここを出発しますが、帰宅してから気づいたことが一つあります。「中池」を「鏡池」と勘違いし、「鏡池」を見て来なかったのです。また次回訪れる理由ができたということにしたいと思います。
なお、忍野八海についての解説が資料にありましたのでそれを載せておきます。
「忍野八海は古くから富士修験道の霊場であった。富士講の信者は富士登拝に先立ち八つの湖沼群において水行を行ったとされ、忍野もその一つであった。霊場巡拝の信仰が薄らぎ始めると、富士講の一つである大我講(だいがこう)のみそぎの地としてそれぞれの池に八大竜王を祀り、一番霊場の出口池から八番霊場の菖蒲池までを巡礼する道が整備されたために霊場は再興され、浅間神社に参詣したのち富士山に登ったと言われている」(忍野村観光協会発行「水の郷巡り」パンフレットより)