8月17日は、8月の定例会が行われました。この日は、午前11時から那覇市おもろまちにある「みずの資料館」の見学からスタートです。

ここでは、県企業局で長く水道事業に携わっておられた上間さんから、沖縄の水事情についての説明がありました。

沖縄県で使用される水は日量42~43万tほどで、河川の少ない沖縄ではその約77%ほどがダムから供給されるのだそうです。ダムに頼らざるを得ない現状は厳しいものがあるようです。ちなみに、湧水を含めた地下水の供給量は25000tほどだそうです。
また、県内では「嘉手納湧水群」が水の豊富な地域として知られており、米軍は基地を建設する際にはこれらの情報を事前に的確に把握していたとの話もあり、改めて「水の確保」がとても重要なのだということを思い知らされました。

また、別の部屋では那覇市の奥武山付近に今も残されている「落平(うてぃんだ)」での水運搬の様子や

金武大川ではないかと思われる昔の風景の写真が展示され、興味深いものがありました。


写真は、現在の「落平(うてぃんだ)」の姿


そして、上の2枚は現在の「金武大川」の姿です。
「落平(うてぃんだ))」はその昔は伝馬船で水を運ぶほど水量が豊富だったようで、当時は一面の海。今は付近は埋め立てられてしまい、当時の面影は全くなく、崖の下からわずかにちょろちょろと出るのみです。それでも、当時に思いを馳せることができる貴重な場所だと思います。

11時半からは、みずの資料館すぐ隣の「ケニーズ」でランチを兼ねた定例会です。
この日の議題として、金城顧問が今年いっぱいはお休みする予定であること、会員である野原さんご夫妻に第一子が誕生したこと、そして、忘年会の計画について、ぐし代表から報告と提案がありました。その後、琉球大学風樹館の島袋さんから、11月に東京で開催される「サイエンスアゴラ」のワークショップの予定と、湧き水fun倶楽部として協力をお願いしたいことについて説明がありました。
また、桂さんからは、先月講演をしていただいた宮城茂雄先生と一緒に国頭村へ竹を採りに行くという話がありました。都合の合う方は同行しても構わないとのことでした。竹は組踊などの小道具として加工するのだそうです。
13時15分からは、那覇市銘苅にある「シグルクガー」の見学に行きました。「シグルクガー」は、組踊の創始者、玉城朝薫の「朝薫の五番」と称される「銘苅子」の舞台となったと言われる由緒あるカーです。

この見学には、渡辺の職場で非常勤として勤務されているUさんが参加されました。シグルクガーの近所にある銘苅小学校では児童による「銘苅子」が演じられるそうで、Uさんはその銘苅小のPTCAなのです。児童が演じる「銘苅子」に感銘を受けたものの、シグルクガーの詳細な場所をご存知ないとのことで、今回ご一緒することとなりました。

ここで、先日の宮城茂雄先生による講演での「銘苅子」冒頭の唱えを再生させていただきました。

近くに大きなマンションも建つ那覇の真ん中にひっそりと佇む「シグルクガー」。
付近の整備も進んでいるようですが、現在の景観を損なうことなく由緒あるカーを守り続けてほしいものです。
この日の天気はあまり優れない予報で実際に水の資料館見学時から若干降雨がありましたが、幸い、シグルクガーを訪れたときは傘もいらないくらいでした。雨上がりの蒸し暑さには少し参りましたが。
来月の定例会は、おもろの研究の第一人者であり継承者でもある安仁屋眞昭先生による講演を予定しています。

写真は、昨年の国頭村辺戸でのお水取りでの安仁屋先生です。(先頭のひげの方です。)
会員の皆さんには後日、改めてご案内させていただきます。

ここでは、県企業局で長く水道事業に携わっておられた上間さんから、沖縄の水事情についての説明がありました。

沖縄県で使用される水は日量42~43万tほどで、河川の少ない沖縄ではその約77%ほどがダムから供給されるのだそうです。ダムに頼らざるを得ない現状は厳しいものがあるようです。ちなみに、湧水を含めた地下水の供給量は25000tほどだそうです。
また、県内では「嘉手納湧水群」が水の豊富な地域として知られており、米軍は基地を建設する際にはこれらの情報を事前に的確に把握していたとの話もあり、改めて「水の確保」がとても重要なのだということを思い知らされました。

また、別の部屋では那覇市の奥武山付近に今も残されている「落平(うてぃんだ)」での水運搬の様子や

金武大川ではないかと思われる昔の風景の写真が展示され、興味深いものがありました。


写真は、現在の「落平(うてぃんだ)」の姿

そして、上の2枚は現在の「金武大川」の姿です。
「落平(うてぃんだ))」はその昔は伝馬船で水を運ぶほど水量が豊富だったようで、当時は一面の海。今は付近は埋め立てられてしまい、当時の面影は全くなく、崖の下からわずかにちょろちょろと出るのみです。それでも、当時に思いを馳せることができる貴重な場所だと思います。

11時半からは、みずの資料館すぐ隣の「ケニーズ」でランチを兼ねた定例会です。
この日の議題として、金城顧問が今年いっぱいはお休みする予定であること、会員である野原さんご夫妻に第一子が誕生したこと、そして、忘年会の計画について、ぐし代表から報告と提案がありました。その後、琉球大学風樹館の島袋さんから、11月に東京で開催される「サイエンスアゴラ」のワークショップの予定と、湧き水fun倶楽部として協力をお願いしたいことについて説明がありました。
また、桂さんからは、先月講演をしていただいた宮城茂雄先生と一緒に国頭村へ竹を採りに行くという話がありました。都合の合う方は同行しても構わないとのことでした。竹は組踊などの小道具として加工するのだそうです。
13時15分からは、那覇市銘苅にある「シグルクガー」の見学に行きました。「シグルクガー」は、組踊の創始者、玉城朝薫の「朝薫の五番」と称される「銘苅子」の舞台となったと言われる由緒あるカーです。

この見学には、渡辺の職場で非常勤として勤務されているUさんが参加されました。シグルクガーの近所にある銘苅小学校では児童による「銘苅子」が演じられるそうで、Uさんはその銘苅小のPTCAなのです。児童が演じる「銘苅子」に感銘を受けたものの、シグルクガーの詳細な場所をご存知ないとのことで、今回ご一緒することとなりました。

ここで、先日の宮城茂雄先生による講演での「銘苅子」冒頭の唱えを再生させていただきました。

近くに大きなマンションも建つ那覇の真ん中にひっそりと佇む「シグルクガー」。
付近の整備も進んでいるようですが、現在の景観を損なうことなく由緒あるカーを守り続けてほしいものです。
この日の天気はあまり優れない予報で実際に水の資料館見学時から若干降雨がありましたが、幸い、シグルクガーを訪れたときは傘もいらないくらいでした。雨上がりの蒸し暑さには少し参りましたが。
来月の定例会は、おもろの研究の第一人者であり継承者でもある安仁屋眞昭先生による講演を予定しています。
写真は、昨年の国頭村辺戸でのお水取りでの安仁屋先生です。(先頭のひげの方です。)
会員の皆さんには後日、改めてご案内させていただきます。