1月12日(土)那覇市開南小学校内にある『ふれあいプラザ』(開南小学校区世代間交流プラザ)で、ガールスカウト沖縄連盟28団の皆さんと「水」に関する勉強会をしてきました。

開南小学校は代表ぐしの母校で駐車場に入った途端なつかしい空気につつまれました。

40年前の建物がいまだ健在。

朝の掃除でよく葉っぱをはいた木の根っこ。担任の先生が「竹ぼうきのあとが清々しい」とほめてくれたことを昨日のように思い出します。

当日は午前10時から、幼稚園~小学6年生までの子どもたちが8人、保護者、指導者の方と十数名で勉強会を行いました。
まずはじめに簡単に自己紹介をしたあと、開南小学校のある場所は泉崎で、昔の地名で湧田という地名も近くにあったことから湧き水が豊富にあったこと、湧田ガーという湧き水にはうなぎが住んでいたことやお豆腐を作るためにお水を汲む人が多かったこと、など簡単にお話ししました。そして、本題へ進み、「今日、お水を何に使ったか」をそれぞれ答えてもらいました。
顔を洗う、歯をみがく、トイレに入った、シャワーを浴びた、コーヒーを飲んだ・・・子どもたちや保護者の方からいろいろな答えが返ってきました。
さて、その水はどこからきたのでしょう。まずは紙芝居で。この紙芝居は、ぐし代表が短大に通っていた頃、保育実習で、4歳児の子どもを対象に指導案を書いて、実際に子どもたちへのプログラムを実践する際に、「水遊び」をテーマに選び、導入の為に前の晩、一夜漬けで作ったもの。雨が降って、水がプールよりもっと広いダムにたまり、そこから水道管を通ってみんなのおうちや学校にたどりつく、というストーリー。大事に持っていて、こんな風に30年後、これを使うことがあるなんて!と私自身、びっくりしました。誰か、絵の上手な方にぜひ、改めて描いてほしい。内容は今の活動にとても重要なことがかいてあるのです。二十歳のころの私、今のこの状況を予感していたのでしょうか?すごく不思議です。

毎日使うお水はこうして、みんなのところにとどくけど、ある日突然、お水がでなくなったらどうしよう?そんなことってあるかなぁ?
と子どもたちにきくと、「ある」 どんなとき?「さいがいのとき」 さいがいってなに?「じしんとかつなみとか」きょねん、おきなわにもあったと思うけど・・・「台風!」その時に、電気やお水とまらなかった?「ううん」
そんな感じで受け答え。那覇市内に住む私の甥っ子(小学5年生)の話しを引用してお話ししました。
去年の夏の台風の時に、電気が止まって、水もでなくなって4日間すごしたそうです。
「困らなかった?」と聞くと「大丈夫だった!」と。お水はどうしたの?と聞いたら、「トイレはバスタブにためてあった水を使い、ご飯は買い置きしていたペットボトルの水を使った」という話しです。
子どもたちは、いざという災害の時には水が使えなくなることもあるので、日頃から備えをすることと大事に水を使う習慣をつけることが大切だということをそれぞれの話しから学びました。
では、水ってなんだろう?
かこさとしさんの最新作で最後の作品(絵は鈴木まもるさん)『みずとはなんじゃ?』を読みました。

科学の目をもった作者の眼差しはとても繊細であり、子どもたちにもわかりやすい表現で子どもも大人もひきつけられました。
水の大きな3つの役割、そして最後に自然をそして水を大切にしましょうというかこさんからの大きなメッセージが込められた素敵な絵本です。

その後、おじいちゃんやおばあちゃんが暮らしていた頃、まだ水道がなかった頃のお話しを写真をみながらお話ししました。

これはなにをしているしゃしんでしょう?「せんたく?足でやっている!」と子どもたちもおのおの感じたことを話してくれました。
水道がなかった頃は、子どもたちが水くみをしていたこと、その道具にもふれてもらいました。(机の上 右は今使われているもの)

沖縄には1200以上の湧き水が今もあること、それは沖縄の地質に関係することなどを模型を使って体験してもらいます。

途中から水遊びに変わりました!もう、とめられません。

かこさとしさんの絵本の初回特典特製冊子(かこさとしさんからのおくりもの 『みずとはなんじゃ?』ができるまで)にはこんなことが書いてありました。

「子どもには水があることだけで十分なのだ 『思い出 水のおもちゃ』より」
まさにその通り!水はいつの時代も子どもたちの心をとらえて離しません。
今日の学びを付箋に書いてもらい、しばしクールダウン。

田畑リーダーにお話しをしてもらい、みんなで学びをシェアしました。








みんなこんなに短い時間で、たくさんのことを学び、伝え、みんなでシェアできたこと、私もとても勉強になりました!
さぁ、最後はお楽しみの「湧き水カルタ大会」

お正月といえば「カルタ」と思いきや、意外にカルタを知らない子もいておどろきましたが、すぐにゲームに参加できたようです。

『おきなわの湧き水カルタ』は平成25年度に湧き水fun倶楽部が作成したもので、県内50か所の湧き水が紹介されています。

あと、2枚!手を上に!!というルールは子どもたちがあみだしたもの。
感想も顔出しもブログOKよ!ということなので、最後は記念撮影。

みんなからたくさんのお礼の言葉をいただきましたが、私の方こそ楽しい時間を本当にありがとうございます!
追記:2月6日(水)琉球新報 南風に この記事についてのエッセイが掲載されました。あわせてご覧ください。→カーマニア

開南小学校は代表ぐしの母校で駐車場に入った途端なつかしい空気につつまれました。

40年前の建物がいまだ健在。

朝の掃除でよく葉っぱをはいた木の根っこ。担任の先生が「竹ぼうきのあとが清々しい」とほめてくれたことを昨日のように思い出します。

当日は午前10時から、幼稚園~小学6年生までの子どもたちが8人、保護者、指導者の方と十数名で勉強会を行いました。
まずはじめに簡単に自己紹介をしたあと、開南小学校のある場所は泉崎で、昔の地名で湧田という地名も近くにあったことから湧き水が豊富にあったこと、湧田ガーという湧き水にはうなぎが住んでいたことやお豆腐を作るためにお水を汲む人が多かったこと、など簡単にお話ししました。そして、本題へ進み、「今日、お水を何に使ったか」をそれぞれ答えてもらいました。
顔を洗う、歯をみがく、トイレに入った、シャワーを浴びた、コーヒーを飲んだ・・・子どもたちや保護者の方からいろいろな答えが返ってきました。
さて、その水はどこからきたのでしょう。まずは紙芝居で。この紙芝居は、ぐし代表が短大に通っていた頃、保育実習で、4歳児の子どもを対象に指導案を書いて、実際に子どもたちへのプログラムを実践する際に、「水遊び」をテーマに選び、導入の為に前の晩、一夜漬けで作ったもの。雨が降って、水がプールよりもっと広いダムにたまり、そこから水道管を通ってみんなのおうちや学校にたどりつく、というストーリー。大事に持っていて、こんな風に30年後、これを使うことがあるなんて!と私自身、びっくりしました。誰か、絵の上手な方にぜひ、改めて描いてほしい。内容は今の活動にとても重要なことがかいてあるのです。二十歳のころの私、今のこの状況を予感していたのでしょうか?すごく不思議です。

毎日使うお水はこうして、みんなのところにとどくけど、ある日突然、お水がでなくなったらどうしよう?そんなことってあるかなぁ?
と子どもたちにきくと、「ある」 どんなとき?「さいがいのとき」 さいがいってなに?「じしんとかつなみとか」きょねん、おきなわにもあったと思うけど・・・「台風!」その時に、電気やお水とまらなかった?「ううん」
そんな感じで受け答え。那覇市内に住む私の甥っ子(小学5年生)の話しを引用してお話ししました。
去年の夏の台風の時に、電気が止まって、水もでなくなって4日間すごしたそうです。
「困らなかった?」と聞くと「大丈夫だった!」と。お水はどうしたの?と聞いたら、「トイレはバスタブにためてあった水を使い、ご飯は買い置きしていたペットボトルの水を使った」という話しです。
子どもたちは、いざという災害の時には水が使えなくなることもあるので、日頃から備えをすることと大事に水を使う習慣をつけることが大切だということをそれぞれの話しから学びました。
では、水ってなんだろう?
かこさとしさんの最新作で最後の作品(絵は鈴木まもるさん)『みずとはなんじゃ?』を読みました。

科学の目をもった作者の眼差しはとても繊細であり、子どもたちにもわかりやすい表現で子どもも大人もひきつけられました。
水の大きな3つの役割、そして最後に自然をそして水を大切にしましょうというかこさんからの大きなメッセージが込められた素敵な絵本です。

その後、おじいちゃんやおばあちゃんが暮らしていた頃、まだ水道がなかった頃のお話しを写真をみながらお話ししました。

これはなにをしているしゃしんでしょう?「せんたく?足でやっている!」と子どもたちもおのおの感じたことを話してくれました。
水道がなかった頃は、子どもたちが水くみをしていたこと、その道具にもふれてもらいました。(机の上 右は今使われているもの)

沖縄には1200以上の湧き水が今もあること、それは沖縄の地質に関係することなどを模型を使って体験してもらいます。

途中から水遊びに変わりました!もう、とめられません。

かこさとしさんの絵本の初回特典特製冊子(かこさとしさんからのおくりもの 『みずとはなんじゃ?』ができるまで)にはこんなことが書いてありました。

「子どもには水があることだけで十分なのだ 『思い出 水のおもちゃ』より」
まさにその通り!水はいつの時代も子どもたちの心をとらえて離しません。
今日の学びを付箋に書いてもらい、しばしクールダウン。

田畑リーダーにお話しをしてもらい、みんなで学びをシェアしました。








みんなこんなに短い時間で、たくさんのことを学び、伝え、みんなでシェアできたこと、私もとても勉強になりました!
さぁ、最後はお楽しみの「湧き水カルタ大会」

お正月といえば「カルタ」と思いきや、意外にカルタを知らない子もいておどろきましたが、すぐにゲームに参加できたようです。

『おきなわの湧き水カルタ』は平成25年度に湧き水fun倶楽部が作成したもので、県内50か所の湧き水が紹介されています。

あと、2枚!手を上に!!というルールは子どもたちがあみだしたもの。
感想も顔出しもブログOKよ!ということなので、最後は記念撮影。

みんなからたくさんのお礼の言葉をいただきましたが、私の方こそ楽しい時間を本当にありがとうございます!
追記:2月6日(水)琉球新報 南風に この記事についてのエッセイが掲載されました。あわせてご覧ください。→カーマニア