10月13日は、湧き水fun倶楽部10月の定例会が行われました。

今月の開催場所は、名護市豊原にある国際海洋環境情報センター(Global Oceanographic DAta Center、略称GODAC)です。GODACは、国立研究開発法人海洋研究開発機構(略称JAMSTEC)のさまざまなデータを集積・発信する情報発信拠点として活動をしているのだそうです。中には、膨大なデータが集積されているサーバーがあるのだとか。

この日の参加は、全員で6名。定刻よりも若干早く館内に入ると、職員のYさんが案内をしてくださいます。キレイなパンフレットをいただき、見学のスタートです。


館内は所狭しと資料などが並べられており、静かで清潔で見学にはとてもよい環境です。



Yさんからは、GODACではどんな仕事をしているのか、沖縄の深海生物、海底資源や、長期に及ぶ調査船などの洋上生活等々、について説明がありました。
ボードの中には、海中で水が湧き出す「冷湧水域」「熱水噴出域」と書かれたものもありました。沖縄近海の海底にも多くの水が湧いているのだそうです。
海底の深いところでしみ込んだ海水がマグマで温められ、300℃ほどの高温になり、プレートのきわから湧いているのが確認されています。
その湧き出す熱水に含まれる金属などが析出・沈殿して海底から柱状に突き出したものはチムニーと呼ばれ、煙突の先から煙が出るように見える映像等も見せていただきました。海の底深くに湧く水。神秘的な光景です。

様々な調査で海底からの海水の採取も行い、30種類に及ぶ分析を行うのだそうです。海域による数値の違いを分析することで、さまざまな研究に役立てられるそうです。

映写ができる部屋にはダイオウイカのほぼ実物大の模型が展示されています。実際にはもっと大きいものがいるのだそうですが、この大きさでも、海中で遭遇したら気絶しそうです。

映写では、深海の生物や海底湧水の様子を見せていただきました。
投棄されたと思われるマネキンの頭部の映像もありました。浜辺に打ち上げられるプラスチックごみに関心が集まっていますが、深海におけるごみの現状も深刻なものがあるようです。
こうした映像は、GODACのホームページで閲覧可能なので、お時間があるときにご覧ください。クラゲの映像などは、癒しにも利用できそうです。


この部屋の一角に、「深海の掃除屋」と呼ばれているという「オオグソクムシ」の実物が展示されていました。じっとしてはいますが、動くと気味が悪そうです。

映写が終わると、深海の水圧実験を行える装置でふつうのカップが深海の水圧を受けるとどうなるかの実験を行います。


水圧は、10mで1気圧下がるのだそうです。カップの素材に含まれる空気が外に押し出され、組織が押しつぶされています。

海の中の生物は、3.11の震災以降、生態系に変化があるそうで、こうした理由について研究が進めば地震発生メカニズムが更に解明され防災に生かされる日が来るかも知れません。



一通りの見学が終わると、特別イベントとして「深海スクラッチアート」が催されていたので、皆さんでチャレンジしてみました。好きな柄を選んで鉛筆などで上からなぞり、その線に沿ってカードを削っていくと、なかなかきれいなカードのできあがり。
およそ1時間の予定での見学でしたが、他のスペースの見学と合わせてスクラッチアートへのチャレンジもあってあっと言う間に2時間が経過していました。様々な研究が進み、それが美しい環境を保ち、災害などへの備えに役立てることができるようになることを切に祈っています。

なお、11月23日には「施設一般公開2018」というイベントが開催されるとのこと。お時間のある方は、ドライブがてら出かけてみてはいかがでしょうか。

買い物を終えて外へ出ると、出入り口横には記念撮影用のボードがあり、そこで記念撮影をする野原さん。
道の駅ぎのざで簡単な昼食をとったのち、せっかくなので近隣の湧き水散策を行います。

まずは、漢那ヒージャー。


宜野座村水道発祥の地という看板もあり、昭和13年に作られたというコンクリート製の水タンクもそのまま残されていました。


次は、会員の中でまだ訪れたことがない人がいたので金武大川に行きます。台風の影響か今までにかつてないほど水量が多く、樋まで近づくことができませんでしたが、水は勢いよく流れ、きれいに透き通っていました。

そして、最後は慶武田川。ここは、入り組んだ細い道を入って行くとてもわかりにくい場所にあるため、地理には詳しい私も一瞬迷いそうでした。


ここは、飲み水を汲む場所、水浴びをする場所(男女別)のきれいな水が、道を挟んで洗濯場へと流れるようになっており、さらにその下の方には田芋が植えられた田んぼがひろがっています。かつて、湧き水をつかっていた頃は、こんなふうに水を大切に使っていたことがわかる貴重な湧き水です。こちらも水量が豊富で水が澄んでいました。

今月の開催場所は、名護市豊原にある国際海洋環境情報センター(Global Oceanographic DAta Center、略称GODAC)です。GODACは、国立研究開発法人海洋研究開発機構(略称JAMSTEC)のさまざまなデータを集積・発信する情報発信拠点として活動をしているのだそうです。中には、膨大なデータが集積されているサーバーがあるのだとか。

この日の参加は、全員で6名。定刻よりも若干早く館内に入ると、職員のYさんが案内をしてくださいます。キレイなパンフレットをいただき、見学のスタートです。


館内は所狭しと資料などが並べられており、静かで清潔で見学にはとてもよい環境です。



Yさんからは、GODACではどんな仕事をしているのか、沖縄の深海生物、海底資源や、長期に及ぶ調査船などの洋上生活等々、について説明がありました。
ボードの中には、海中で水が湧き出す「冷湧水域」「熱水噴出域」と書かれたものもありました。沖縄近海の海底にも多くの水が湧いているのだそうです。
海底の深いところでしみ込んだ海水がマグマで温められ、300℃ほどの高温になり、プレートのきわから湧いているのが確認されています。
その湧き出す熱水に含まれる金属などが析出・沈殿して海底から柱状に突き出したものはチムニーと呼ばれ、煙突の先から煙が出るように見える映像等も見せていただきました。海の底深くに湧く水。神秘的な光景です。

様々な調査で海底からの海水の採取も行い、30種類に及ぶ分析を行うのだそうです。海域による数値の違いを分析することで、さまざまな研究に役立てられるそうです。

映写ができる部屋にはダイオウイカのほぼ実物大の模型が展示されています。実際にはもっと大きいものがいるのだそうですが、この大きさでも、海中で遭遇したら気絶しそうです。

映写では、深海の生物や海底湧水の様子を見せていただきました。
投棄されたと思われるマネキンの頭部の映像もありました。浜辺に打ち上げられるプラスチックごみに関心が集まっていますが、深海におけるごみの現状も深刻なものがあるようです。
こうした映像は、GODACのホームページで閲覧可能なので、お時間があるときにご覧ください。クラゲの映像などは、癒しにも利用できそうです。


この部屋の一角に、「深海の掃除屋」と呼ばれているという「オオグソクムシ」の実物が展示されていました。じっとしてはいますが、動くと気味が悪そうです。

映写が終わると、深海の水圧実験を行える装置でふつうのカップが深海の水圧を受けるとどうなるかの実験を行います。


水圧は、10mで1気圧下がるのだそうです。カップの素材に含まれる空気が外に押し出され、組織が押しつぶされています。

海の中の生物は、3.11の震災以降、生態系に変化があるそうで、こうした理由について研究が進めば地震発生メカニズムが更に解明され防災に生かされる日が来るかも知れません。



一通りの見学が終わると、特別イベントとして「深海スクラッチアート」が催されていたので、皆さんでチャレンジしてみました。好きな柄を選んで鉛筆などで上からなぞり、その線に沿ってカードを削っていくと、なかなかきれいなカードのできあがり。
およそ1時間の予定での見学でしたが、他のスペースの見学と合わせてスクラッチアートへのチャレンジもあってあっと言う間に2時間が経過していました。様々な研究が進み、それが美しい環境を保ち、災害などへの備えに役立てることができるようになることを切に祈っています。

なお、11月23日には「施設一般公開2018」というイベントが開催されるとのこと。お時間のある方は、ドライブがてら出かけてみてはいかがでしょうか。

買い物を終えて外へ出ると、出入り口横には記念撮影用のボードがあり、そこで記念撮影をする野原さん。
道の駅ぎのざで簡単な昼食をとったのち、せっかくなので近隣の湧き水散策を行います。

まずは、漢那ヒージャー。


宜野座村水道発祥の地という看板もあり、昭和13年に作られたというコンクリート製の水タンクもそのまま残されていました。


次は、会員の中でまだ訪れたことがない人がいたので金武大川に行きます。台風の影響か今までにかつてないほど水量が多く、樋まで近づくことができませんでしたが、水は勢いよく流れ、きれいに透き通っていました。

そして、最後は慶武田川。ここは、入り組んだ細い道を入って行くとてもわかりにくい場所にあるため、地理には詳しい私も一瞬迷いそうでした。


ここは、飲み水を汲む場所、水浴びをする場所(男女別)のきれいな水が、道を挟んで洗濯場へと流れるようになっており、さらにその下の方には田芋が植えられた田んぼがひろがっています。かつて、湧き水をつかっていた頃は、こんなふうに水を大切に使っていたことがわかる貴重な湧き水です。こちらも水量が豊富で水が澄んでいました。