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あけましておめでとうございます

2013年01月06日

Posted by 湧き水fun倶楽部 at 23:33 │Comments( 0 ) 湧き水に関する行事
だいぶ遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。
今年も湧き水を通してたくさんの方々とよい情報交換ができればと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

2013年の朝は、年末のお水取りの際頂いた『沢岻樋川』の水で今年の健康と
平和を祈願して東の空に乾杯!
あけましておめでとうございます
1月3日の琉球新報の「金口木舌」にはこんなすてきな文章がありました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-200952-storytopic-12.html
こうして身近な湧き水の大切さを知る人がどんどん増え、水を大切にすることが
できればいいなと思います。

さて、琉球王朝時代に正月祭事などに用いられる水を取るための「お水取り」を
再現する「首里城お水取り行事」が、年末の12月23日と30日に国頭村辺戸と
浦添市沢岻で行われました。

12月23日(日)午後1時より国頭村辺戸区内では、神アサギでお水取りの開始、
無事執り行われることを祈願した後、大川(アフリ川)でお水を取り、人々の健康を
祈願し、シチャラウタキで万国太平を祈願、その後、祝女殿内(火之神)で祖先へ
の感謝を祈願の後、無事、お水は役人へと手渡され、役人が首里へ向けてお水を
運ぶという儀式が再現されました。
あけましておめでとうございます
詳しい内容は、湧き水fun倶楽部の浪岡さんのブログでご覧ください。
http://nami5963.exblog.jp/19058090
一緒に行った鈴木さんがこの行事で祈願の際にお供えした五穀を頂いたそうで
私にも分けてくださいました。
あけましておめでとうございます
元日はこの縁起物の五穀でご飯を炊き、沢岻樋川の水で作ったお雑煮を食べて、
神聖な気持ちで新しい年を始めることができたことはとてもうれしいことでした。

12月30日(日)は、あいにくのお天気でしたが、午後2時より浦添市沢岻樋川で
お水取りの儀式が再現されました。
あけましておめでとうございます
1時半頃から人が集まり始め、沢岻樋川の側の建物の駐車場の一部で安仁屋眞昭
さんよりこの『お水取りの儀』についての説明が行われました。
あけましておめでとうございます

まずは「孵でぃ水(スィディ ミズィ)」について、元旦の若水、神事、祭式での清め水。
「孵でぃ」とは新生、再生の意味があり縁起がよいこと。

琉球国旧記より「二水献じ」では、12月の20日、時之大屋子一人を遣わし、辺戸へ
行かせ、水を汲んで帰り、28日になるとその水を固く封じて御照堂(円覚寺山門内の
左側にあった建物)に安置する。元旦に吉方の水を汲んでくる。吉方の水は常に定ま
った所がある。
子(ね)の方・・・浦添の鏡川
丑(うし)の方・・浦添の阿佐名川
寅(とら)の方・・西原の幸地樋川
卯(う)の方・・・・弁ぬタキ川
巳(み)の方・・・崎山樋川
午(うま)の方・・識名アク川
未(ひつじ)の方・・識名喜堀川
申(さる)の方・・・識名石志屋川
亥(い)の方・・・・浦添の沢岻樋川
(註)現在は吉方の水は沢岻樋川だけになっている。

そして、孵でぃ水のおもろより、
巻五 首里おもろ御さうし
二五五番のおもろ(あおりやへが節)
巻一五 うらおそい きたたん よんたむざ おもろ御さうし
一〇八〇番のおもろ(あおりやへが節)
の紹介をしてくださいました。  

午後2時をまわった頃、雨はやみ、無事お水取りの儀式
が執り行われました。
あけましておめでとうございます

その後、無事、お水は首里の円覚寺に奉納され、首里城正殿に献上されました。

http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-31_43406

平成10年に120年の時を越えて復活したこの行事は、水の大切さ、尊さを伝え、
沖縄のすばらしい文化を伝える重要な儀式だと思います。
是非、これからもたくさんの方に関心を持ってもらい、身近な湧き水にも目を向ける
人がもっともっと増えることを心より願っています。

今年もみなさまにとってすばらしい一年でありますように!
湧き水fun倶楽部もどうぞよろしくお願いします。




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