国頭村辺戸区の大川と浦添市の沢岻樋川で取水した水を
お正月行事の聖水として首里城に献上する伝統行事を再現
した美御水(ヌウビー)の奉納祭が12月25日に行われました。
(辺戸大川のお水取りは前回のブログをご覧下さい)
http://wakimizufun.ti-da.net/e3300479.html
2時からお水取りの儀式が行われるということでしたが、
今回は特別にカメラマンの二ノ宮信夫さんにご同行頂き
しっかりと記録写真を撮るために一時間ほど早く現場に
到着しました。

沢岻の高台にある沢岻樋川は、1000年以上も前から湧き続け
枯れたことがないと言われる名水。
国王の正月行事「お水撫で(ウビーナディー)」にも使われたという
由緒ある湧き水で、現在もこのように清らかな水が湧き続けています。

行事開始30分ほど前から、人が集まり始めました。
語やびら沖縄語(うちなぁーぐち)の会の玉城倭子さんが、
資料として集まったみなさんに配布してくれました。

小さくて見づらいのですが、内容は、
二水献じ
12月20日、時之大や屋子一人を遣わし、辺戸へゆかせ
辺戸の祝女に御崇をさせてから、時之大屋子が水を汲んで
帰る。
28日になると、当と勢頭の官は上奏して、その水を固く
封じて御照堂安置する。元旦に、吉方《俗に恵方とよぶ》の
水を汲んでくる。女官の内庫理阿武志良礼が、辺戸と吉方の
水とを王に献上する。
吉方の水とは・・・以下省略
(吉方の水については、去年のブログに記してありますので
ご参照下さい。→http://wakimizufun.ti-da.net/d2010-12.html )
この資料にある「吉方の水」のひとつが沢岻樋川。
そして、その吉方の水の中で、現在も唯一奉納できるのが
この沢岻樋川なのです。
この行事の内容については、去年、一昨年のブログを
ご参照下さい。
http://wakimizufun.ti-da.net/d2010-12.html (2010)
http://wakutagushi.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/index.html (2009)

沢岻樋川を管理する玉城弘さんが、琉球王府の役人の衣装
に身を包み、登場しました。
早めに集まった湧き水fun倶楽部の皆さんと写真撮影。

見学に集まった皆さんにこの行事の説明をして下さり、

その後、私たちの活動まで紹介して下さいました。
感謝。感謝。です。

そうこうしているうちに、予定時刻の2時をまわり、
旗を携えた一行が姿を見せました。

カメラマンの二ノ宮さんは、沢岻樋川の囲いの石垣の上から
この行事の一部始終の様子を写真に収めました。






参加者の皆さんもそれぞれこの貴重な瞬間を写真に
納めています。

お水取りが無事終了し、代表の方から一言ご挨拶がありました。
「皆さんの健康や幸せも祈願致しましたので
どうぞご安心下さい」と。
2011年は大変な年でした。
新しく迎える年は、是非、いい年になることを
心から願いたいです。

この後、一行は首里城に向かい、先週、辺戸大川で汲んだ
お水と合わせて首里城に献上されました。
先ほど頂いた資料にも記されていたように、かつて伝統行事
が行われていた時には、「吉方の水」は、お正月の朝、つまり
元旦に若水として汲まれ、その新鮮で神聖なその水もとても
重要な役割を果たしていたということになります。

先週、辺戸大川のお水取りで、玉城弘さんにお会いした
時に、辺戸大川で汲んだお水と沢岻樋川の水を合わせて
今日の日のために御神酒を仕込むとおっしゃっていました。

行事が終わると、早速、その御神酒が振る舞われました。

アルコールのいい香りがプンと漂い、少し酸っぱい味のする
どぶろくのような飲み物でした。

最後まで残った湧き水fun倶楽部の皆さんとまたまた
写真撮影。
今年も本当に楽しい活動をありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
お正月行事の聖水として首里城に献上する伝統行事を再現
した美御水(ヌウビー)の奉納祭が12月25日に行われました。
(辺戸大川のお水取りは前回のブログをご覧下さい)
http://wakimizufun.ti-da.net/e3300479.html
2時からお水取りの儀式が行われるということでしたが、
今回は特別にカメラマンの二ノ宮信夫さんにご同行頂き
しっかりと記録写真を撮るために一時間ほど早く現場に
到着しました。

沢岻の高台にある沢岻樋川は、1000年以上も前から湧き続け
枯れたことがないと言われる名水。
国王の正月行事「お水撫で(ウビーナディー)」にも使われたという
由緒ある湧き水で、現在もこのように清らかな水が湧き続けています。

行事開始30分ほど前から、人が集まり始めました。
語やびら沖縄語(うちなぁーぐち)の会の玉城倭子さんが、
資料として集まったみなさんに配布してくれました。

小さくて見づらいのですが、内容は、
二水献じ
12月20日、時之大や屋子一人を遣わし、辺戸へゆかせ
辺戸の祝女に御崇をさせてから、時之大屋子が水を汲んで
帰る。
28日になると、当と勢頭の官は上奏して、その水を固く
封じて御照堂安置する。元旦に、吉方《俗に恵方とよぶ》の
水を汲んでくる。女官の内庫理阿武志良礼が、辺戸と吉方の
水とを王に献上する。
吉方の水とは・・・以下省略
(吉方の水については、去年のブログに記してありますので
ご参照下さい。→http://wakimizufun.ti-da.net/d2010-12.html )
この資料にある「吉方の水」のひとつが沢岻樋川。
そして、その吉方の水の中で、現在も唯一奉納できるのが
この沢岻樋川なのです。
この行事の内容については、去年、一昨年のブログを
ご参照下さい。
http://wakimizufun.ti-da.net/d2010-12.html (2010)
http://wakutagushi.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/index.html (2009)

沢岻樋川を管理する玉城弘さんが、琉球王府の役人の衣装
に身を包み、登場しました。
早めに集まった湧き水fun倶楽部の皆さんと写真撮影。

見学に集まった皆さんにこの行事の説明をして下さり、

その後、私たちの活動まで紹介して下さいました。
感謝。感謝。です。

そうこうしているうちに、予定時刻の2時をまわり、
旗を携えた一行が姿を見せました。

カメラマンの二ノ宮さんは、沢岻樋川の囲いの石垣の上から
この行事の一部始終の様子を写真に収めました。






参加者の皆さんもそれぞれこの貴重な瞬間を写真に
納めています。

お水取りが無事終了し、代表の方から一言ご挨拶がありました。
「皆さんの健康や幸せも祈願致しましたので
どうぞご安心下さい」と。
2011年は大変な年でした。
新しく迎える年は、是非、いい年になることを
心から願いたいです。

この後、一行は首里城に向かい、先週、辺戸大川で汲んだ
お水と合わせて首里城に献上されました。
先ほど頂いた資料にも記されていたように、かつて伝統行事
が行われていた時には、「吉方の水」は、お正月の朝、つまり
元旦に若水として汲まれ、その新鮮で神聖なその水もとても
重要な役割を果たしていたということになります。

先週、辺戸大川のお水取りで、玉城弘さんにお会いした
時に、辺戸大川で汲んだお水と沢岻樋川の水を合わせて
今日の日のために御神酒を仕込むとおっしゃっていました。

行事が終わると、早速、その御神酒が振る舞われました。

アルコールのいい香りがプンと漂い、少し酸っぱい味のする
どぶろくのような飲み物でした。

最後まで残った湧き水fun倶楽部の皆さんとまたまた
写真撮影。
今年も本当に楽しい活動をありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。