「湧き水めぐりのススメ」

湧き水fun倶楽部

2011年07月31日 22:23

7月30日(土)浦添市ハーモニーセンターで、
「湧き水めぐりのススメ」と題して講演会を行いました。

講師は、スタッフのごやかずえとぐしともこの2人です。
 ラジオ沖縄で15年間放送していた「うちなぁ湧き水紀行」
のパーソナリティとして、県内約600箇所の湧き水を取材した
体験を元に、結成して1年たった『湧き水fun倶楽部』の活動
までの流れをお話しさせていただきました。

会場には30人の方がいらしてくださり、それぞれの話に熱心に耳を
傾けてくださいました。

まずはじめにごやかずえさんが、沖縄の主な湧き水の紹介、
湧き水の呼び方、形、地形、戦前戦後の利用のされ方の違い
沖縄の暮らしと湧き水の関係について等の概要と、十数年前に、
取材をした地域の人のインタビューを聴いてもらいながら、
当時の湧き水の写真と現在の湧き水の写真を比べ、時代の流れ
によって変化した湧き水の現状などを伝えました。

参加者からは、沖縄には、様々な形の湧き水があることに
大変驚いた、いろんな湧き水があるが、いつ頃作られたもの
なのか、等の質問もよせられました。



後半は、ぐしともこが、「なぜ沖縄の人はこんなにも湧き水
を大事にしているのか」ということをテーマに、今もひっそり
と残された湧き水の魅力や県外、海外の湧き水との文化比較、
沖縄の湧き水が戦争によってどのような運命をたどったか、
湧き水の現状、災害と湧き水、今も受け継がれる湧き水文化
などについてお話しさせていただきました。

フロアからは、今受け継がれている沢岻樋川のお水取り行事
についての質問などがよせられました。

私たちは、沖縄の湧き水がこのように今も大事にされている
こと、それが沖縄の自然や文化、地域の絆、環境を守るためにも
とても重要なものであることを多くの人たちに伝え、また、その
話を聴いた人たちが、自分の地域の湧き水について考え、関心を
もってくれることを願いこれからも活動を続けたいと思っています。

貴重なお時間を頂いてお話しを聴いてくださいました皆様、
本当にありがとうございました。
 

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