「おきなわ湧き水紀行inぎのざ」
7月29日は、宜野座村文化センター図書館にて、令和5年度第1回図書館講座「おきなわ湧き水紀行inぎのざ」が開催され、ぐし代表が講師として参加しました。
講座の開催は午後6時からで、村内外から15名ほどの方々が参加されました。
講座は、湧き水fun倶楽部の活動内容、宜野座村にある湧き水の紹介から始まり、水道が敷かれる以前に湧き水を利用してきた歴史、伝統芸能である組踊や「おもろさうし」にも登場する文化、震災などで水道が使えなくなったときなどの防災といった側面だけでなく、近年、全国的な問題となりつつあるPFAS(有機フッ素化合物)による河川・地下水汚染の問題にも話が及び、あっという間の2時間でした。
講座の終盤には、多良川うちなー湧き水紀行のパーソナリティでもあったごや副代表から、取材時の思い出や湧き水に対する思いなどが語られ、湧き水カルタ作成時に宜野座村を担当した渡邉からは宜野座村のカーとして「大久保ガー」を選定するに至った過程などをお話させていただきました。
また、最後にフロアからは、湧き水の思い出や現在も散水などに利用していることなどのお話や、今日の講座をきいて、井戸の大切さを思い「よく近頃は鏡入れて埋めたりもするけれど、心まで埋めてはいけないね」と含蓄のある感想をいただき、参加者のみなさんも深くうなずいていらっしゃいました。
講座終了後も、地面から水が湧き出す仕組みについて小学生の男の子から質問や、環境問題に大きな関心をお持ちの方々との意見交換が行われるなど、話が尽きない様子でした。
最後に、このような機会を与えて下さいました宜野座村文化センタースタッフの皆さんと参加していただいた皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
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