水ぬぐすーじさびら! 2024年8月3日~8月4日

湧き水fun倶楽部

2024年08月21日 20:38

8月1日の「水の日」に合わせた祝祭として、「水ぬぐすーじさびら!」が8月3日~8月4日の2日間、琉球大学研究者交流施設・50周年記念館にて開催され、湧き水fun倶楽部も参加してきました。



会場にはきれいなのぼりも揚げられていました。


今回のイベントの様子は、youtubeで公開されてますので、興味ある方は下記URLからご覧ください。
https://youtube.com/channel/UCb-UAT8CLVR1o8GFYrfZNFA?si=-LvHQUSAce5B5ldM

今回の「水ぬぐすーじさびら!」を企画・開催し、進行役を務めたのは、琉球大学風樹館の島袋さん


【8月3日】
まずは、湧き水fun倶楽部の活動で制作した湧き水カルタを、紹介も兼ねて参加した皆さんで楽しみました。



湧き水fun倶楽部の呉屋さんが各カルタの湧き水にまつわる説明をし、皆さん興味深げに聞いてました。

つぎに、琉球大学の土岐先生や進行役の島袋さん達が開発した、ボードゲーム「すいまーる」を使い、ゲーム形式で、サンゴ礁島嶼における水循環と水源管理を楽しみながら学びました。

このゲームは「水は正しく使えば、いつまでも使える」をコンセプトにしており、地下水脈を主な水資源とするサンゴ礁島嶼を想定しています。プレイヤーは、野菜農家、畜産農家、漁業者、観光業者に扮し、それぞれの生活向上を目指しながら、皆の共有財産である水資源を枯渇させないように使います。さらに、プレイヤーは協力しながら、将来の世代のために保全する必要があります。

午後は、祝祭ということで、かぎやで風からはじまりました。

つぎに、祝辞という形で、各団体・企業の活動内容の発表を行いました。
①湧き水fun倶楽部:活動内容とこれからの予定。

②玉水ネットワークの高平さん:活動内容と継続の難しさについて。
③オリオンビールの松田さん:「沖縄から人を、場を、世界を笑顔に」を合言葉に、オリオンビールで行っているCSR、サスティナビリティ活動内容について。




【8月4日】
2日目の午前中は、沖縄自然環境ファンクラブの藤井さんの指導のもと、プロジェクトWETワークショップを行いました。

ワークショップで行ったアクティビティプログラムをいくつか紹介します。
まずは、「青い惑星」。陸地と海域の比率を実感できるプログラム。アースボールを皆でキャッチボールし、受け取った右手の人差指の先が陸地か海域かを記録していきます。100回以上になってくると、だいたい海7陸3の割合に近づいていくそうです。

つぎは、「大海の一滴」。用紙を地球上の水に見立て、視覚的・感覚的に飲料水としての貴重さ実感できるプログラム。用紙を「数回折曲げて切取る」を4回ほど繰り返します。写真見てわかるでしょうか。大きいほうから、海水、淡水(氷)、淡水(液体)となり、さらに右上の小さいものが、川や湖、地下水など人が利用可能な水(0.01%)です。飲料水となると、さらに少なくなるそうです。


ほか、水の表面張力を実感するプログラムなど楽しく学べました

2日目の午後は、1日目に続き、各団体・企業の活動内容の発表を行いました。





①沖縄自然環境ファンクラブの藤井さん:午前中のプロジェクトWETの紹介。
②沖縄環境分析センターの砂川さん:環境測定・分析を行う企業としての水環境保全の取組みについての紹介。
③琉球大学理学部の新城先生:琉球大学で進めている「水循環プロジェクト」の内容やこれまでの成果。

最後に、伝承ワークショップ(絵本編)を行いました。今回の絵本「思い出の湧き水~八重瀬町編~」は、当時、琉球大学の学生さんだった4人が制作したもので、地域の湧き水への関心、地下水保全への意識向上、さらに湧き水の文化や歴史を形に残して、後世に受け継ぐ、子供たちに伝承することを目的に作ったとのこと。



ワークショップでは、当時学生さんだった制作メンバーもリモートで参加していただき、地域の高齢者に聞取りや、絵本製作にあたっての苦労話などを聞かせていただきました。
興味ある方は、以下のURLからご覧ください。
<思い出の湧き水>
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/wp/imgs/ehon.pdf
<Chikasuiプロジェクト:制作時>
https://chiiki.skr.u-ryukyu.ac.jp/wp/imgs/AKUAH.pdf

ほかに、会場では「お水くじ」のコーナーがありました。かごに入っている一つ目のおみくじを引いて水に浮かべると花弁のように開き、そこに書いてある文字と同じ名前の箱からさらにおみくじ引きます。
4つの箱にそれぞれ書いてある「ヒャクガー(百川)別名/ジュウグチガー」「センガー(千川)別名/イキントガー」「マンガー(万川)別名/ヤンガー」「ウクガー(億川)別名/ハルガー」は、うるま市宮城島にある湧き水で、その水量によって百~億の呼び名となっています。


湧き水fun倶楽部でも引いてみました。身に染みるお言葉を頂戴しました。。。

また、比嘉座という島言葉を用いた演劇を創作している方たちが、youtueで公開している「命水(ぬちみず)」も紹介されてました。興味ある方は下記URLからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=A2EezJ39xwg&t=709s


1日目の最後に、湧き水カルタにご協力いただいた玉水ネットワークの高平さんも一緒に、湧き水fun倶楽部メンバーで写真をとりました。


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