7月16日、ミツカン水の文化センターのWEBサイトである「水の文化」の取材がありました。
ミツカンさんと言えば、お酢で有名なあのミツカンさんです。そのお酢のミツカンさんがなぜお水に関する取材をされているのかというと、「ミツカンが創業した愛知県の知多半島は水の確保が難しい地域で、良質な醸造酢を作るために山から木樋で水を引くなど、水の苦労を重ねてきた。江戸で今のにぎり寿司の原型である早ずしが流行したときは、廻船で尾張半田から江戸や大阪まで旨味成分の多い粕酢を運び、社業の礎を築いた。こうした水の恩恵を受け、水によって育てられたミツカンは、水をテーマとした社会貢献活動として1999年1月「水の文化センター」を設立。水の文化にかかわる研究活動を行い、その成果を広く公開し、啓発活動をすることで人々の豊かな暮らしの創造に貢献していくことを目標としている」(水の文化センターパンフレットより)ということだそうです。その「水の文化」の中の「水の風土記〈人ネットワーク〉」に、ぐし代表に登場していただきたい、ということで取材の依頼がありました。
この日、遠路はるばるお越しいただいたのは、「水の文化」の取材・編集等に携わっていらっしゃる前川さん、開さん、ミラーナさん(イタリアのご出身だそうです)、カメラマンの大平さん。
宜野湾市内で待ち合わせて、まずはヒャーカーガーへ行きます。



この一帯は普天間基地周辺を水源とするカーが点在しており、ここから湧き出した水は田芋畑を潤します。以前、普天間基地内でガソリンが流出した事故の際、湧き出した水からもガソリンが検出され、「ガソリンガー」などと呼ばれたこともあったそうです。

この日の水量はやや少ない感もありますが、それでも豊富な量であると言えそうです。


ひととおりお話を終えたあと、ひんやりと冷たい水に足を浸けほっと一息つきます。
その後、田芋畑を見渡せる場所から写真を撮りますが、心なしか、田芋の作付けが減っているように感じました。


そして、浦添市の仲間樋川(なかまヒージャー)へ。ここは浦添市指定の史跡で、市内で最も大きなカーのひとつです。
到着し車を降りると、カメラマンの大平さんがいきなりダッシュ。誰もいないカーの写真を撮ろうとされたのだと思いますが、カメラマンさんは大きな荷物を抱えて本当に大変なお仕事だと思いました。



仲間樋川は、1731年の文献にも登場するほどの由緒あるカーで、当時から日常飲用水、生活用水として利用され、信仰の場でもあったようです。幾度かの改修を経て、今の形になっています。
2カ所でのカーの取材を終えたあと、浦添グスク脇にあるパーラーへ移動しました。ここからが本格的な取材です。余談ですが、浦添グスク周辺は、先の大戦で激戦となり、今公開中の話題の映画「ハクソー・リッジ」(原題:Hacksaw Ridge)の舞台となった前田高地にあたり、琉球の三山が統一され王府が首里へ移る以前の王様だった英祖王のお墓があります。


取材の主な内容は、前川さんから事前にお送りいただいたメールによると以下のとおりです。
【湧き水を巡るようになったきっかけについて】
○樋川、井戸を調べるようになった経緯について
○どのように調べていったのでしょうか?
○湧き水fun倶楽部の結成の経緯と主な活動内容
【巡ってわかった沖縄の湧き水について】
○樋川[ヒージャー]と井戸[カー]の違いについて
○沖縄の湧き水の特徴とは?(湧き水が多いというイメージはなかったです)
○今日まで湧き水を巡られて、どんなことが見えてきたでしょうか?
(今と昔の水に対する意識の違いなど)
○「島豆腐」と湧き水の関係性について(幼少期の思い出など)
【沖縄の湧き水について伝えたいこと】
○湧き水を巡ることは、ぐし様にとってどのような意味をもつのでしょうか?
○湧き水fun倶楽部やご著書、講演などで、皆さんに何を伝えていきたいですか?

取材を終えて、皆さんと記念撮影。本当は私(渡辺)が皆さんを写すつもりだったのですが、どういうわけか私も入ってしまいました。写真のピントが甘いのは、カメラマンの大平さんによれば、レンズに傷が付いていることで、光が変に屈折し、うまくピントが合わないのだとか。

帰宅して、いただいた「水の文化」に目を通すと、湧き水fun倶楽部の皆さんなら誰もが欲しいと思うのではないかという充実した内容。綿密に取材をされている様子が感じられ、丁寧な編集ときれいな写真・挿絵が心をくすぐります。
バックナンバーはこちら↓
http://www.mizu.gr.jp/fudoki/
今回ご連絡いただいたのも日本経済新聞さんに記事にしていただいたことがきっかけのようで、そのことからいろいろなつながりもできてきました。こうした出会いを大切にし、今後の活動の糧として行くことができればと思います。
前川さん、開さん、ミラーナさん、大平さん、今回は暑い中大変お疲れさまでした。その後の取材はいかがだったでしょうか。今後のご活躍を祈念しております。
ミツカンさんと言えば、お酢で有名なあのミツカンさんです。そのお酢のミツカンさんがなぜお水に関する取材をされているのかというと、「ミツカンが創業した愛知県の知多半島は水の確保が難しい地域で、良質な醸造酢を作るために山から木樋で水を引くなど、水の苦労を重ねてきた。江戸で今のにぎり寿司の原型である早ずしが流行したときは、廻船で尾張半田から江戸や大阪まで旨味成分の多い粕酢を運び、社業の礎を築いた。こうした水の恩恵を受け、水によって育てられたミツカンは、水をテーマとした社会貢献活動として1999年1月「水の文化センター」を設立。水の文化にかかわる研究活動を行い、その成果を広く公開し、啓発活動をすることで人々の豊かな暮らしの創造に貢献していくことを目標としている」(水の文化センターパンフレットより)ということだそうです。その「水の文化」の中の「水の風土記〈人ネットワーク〉」に、ぐし代表に登場していただきたい、ということで取材の依頼がありました。
この日、遠路はるばるお越しいただいたのは、「水の文化」の取材・編集等に携わっていらっしゃる前川さん、開さん、ミラーナさん(イタリアのご出身だそうです)、カメラマンの大平さん。
宜野湾市内で待ち合わせて、まずはヒャーカーガーへ行きます。



この一帯は普天間基地周辺を水源とするカーが点在しており、ここから湧き出した水は田芋畑を潤します。以前、普天間基地内でガソリンが流出した事故の際、湧き出した水からもガソリンが検出され、「ガソリンガー」などと呼ばれたこともあったそうです。

この日の水量はやや少ない感もありますが、それでも豊富な量であると言えそうです。


ひととおりお話を終えたあと、ひんやりと冷たい水に足を浸けほっと一息つきます。
その後、田芋畑を見渡せる場所から写真を撮りますが、心なしか、田芋の作付けが減っているように感じました。


そして、浦添市の仲間樋川(なかまヒージャー)へ。ここは浦添市指定の史跡で、市内で最も大きなカーのひとつです。
到着し車を降りると、カメラマンの大平さんがいきなりダッシュ。誰もいないカーの写真を撮ろうとされたのだと思いますが、カメラマンさんは大きな荷物を抱えて本当に大変なお仕事だと思いました。



仲間樋川は、1731年の文献にも登場するほどの由緒あるカーで、当時から日常飲用水、生活用水として利用され、信仰の場でもあったようです。幾度かの改修を経て、今の形になっています。
2カ所でのカーの取材を終えたあと、浦添グスク脇にあるパーラーへ移動しました。ここからが本格的な取材です。余談ですが、浦添グスク周辺は、先の大戦で激戦となり、今公開中の話題の映画「ハクソー・リッジ」(原題:Hacksaw Ridge)の舞台となった前田高地にあたり、琉球の三山が統一され王府が首里へ移る以前の王様だった英祖王のお墓があります。


取材の主な内容は、前川さんから事前にお送りいただいたメールによると以下のとおりです。
【湧き水を巡るようになったきっかけについて】
○樋川、井戸を調べるようになった経緯について
○どのように調べていったのでしょうか?
○湧き水fun倶楽部の結成の経緯と主な活動内容
【巡ってわかった沖縄の湧き水について】
○樋川[ヒージャー]と井戸[カー]の違いについて
○沖縄の湧き水の特徴とは?(湧き水が多いというイメージはなかったです)
○今日まで湧き水を巡られて、どんなことが見えてきたでしょうか?
(今と昔の水に対する意識の違いなど)
○「島豆腐」と湧き水の関係性について(幼少期の思い出など)
【沖縄の湧き水について伝えたいこと】
○湧き水を巡ることは、ぐし様にとってどのような意味をもつのでしょうか?
○湧き水fun倶楽部やご著書、講演などで、皆さんに何を伝えていきたいですか?

取材を終えて、皆さんと記念撮影。本当は私(渡辺)が皆さんを写すつもりだったのですが、どういうわけか私も入ってしまいました。写真のピントが甘いのは、カメラマンの大平さんによれば、レンズに傷が付いていることで、光が変に屈折し、うまくピントが合わないのだとか。

帰宅して、いただいた「水の文化」に目を通すと、湧き水fun倶楽部の皆さんなら誰もが欲しいと思うのではないかという充実した内容。綿密に取材をされている様子が感じられ、丁寧な編集ときれいな写真・挿絵が心をくすぐります。
バックナンバーはこちら↓
http://www.mizu.gr.jp/fudoki/
今回ご連絡いただいたのも日本経済新聞さんに記事にしていただいたことがきっかけのようで、そのことからいろいろなつながりもできてきました。こうした出会いを大切にし、今後の活動の糧として行くことができればと思います。
前川さん、開さん、ミラーナさん、大平さん、今回は暑い中大変お疲れさまでした。その後の取材はいかがだったでしょうか。今後のご活躍を祈念しております。