
名護市にある「羽地ダム資料館」を訪れましたので、ご報告します。
こちらには、私たちが作った「湧き水カルタ」が展示されていると、呉屋副代表から報告をいただいていたところです。

少し奥に入ると、こんな案内を見つけました。どのような展示になっているのか、楽しみです。




セット内容が添付資料とともに、読み札と絵札を並べてすごく丁寧に展示をしていただいていることに感激です。
ここには、湧き水カルタの展示のほか、様々なコーナーがあり、水を取り巻く人々の生活や文化といったものにも詳しい資料が展示されています。

「祭司・儀礼にみる水文化」では若水について。

「文化・芸能にみる水文化」では組踊「手水の縁」について。

「沖縄開闢にかかわる水文化」では受水走水について。

「水が舞台となった天女伝説」では森の川の天女伝説について。これらの題材が、きれいなパネルとともに紹介さていました。

またこのコーナーでは、日本各地にどのような天女伝説があるのかも紹介され、とても興味深いものがありました。
そして、「おもろそうしに登場する井戸水」として銘苅ガーなどの紹介もありました。
また、別のコーナーでは「ガー(井戸)と人々」という展示があり、


そこでは井戸の種類、県内にある主なカーが紹介されていました。

「沖縄の水文化~水を求めて~」というパネルには、沖縄が地形的に水を得ることに苦労しつつも、伝統工芸や伝統産業を育んできた歴史に触れ、水を容易に得ることできるようになった現代においても「人間の英知を超えた自然に対する畏敬の祈りと水・自然に学ぶ謙虚な心を忘れてはならない」と結ばれています。




また、こちらでは「ダムカード」「沖縄観光インフラカード」なるものの配布もあります。
各々、詳しい資料が添付されており、その隅々まで観てくることはできませんでしたが、とても興味深い展示に結構長居をしてしまいました。カーとダムは直接的・間接的に関連はありますが、ここまで詳しい紹介がされているとは思いもせず、とても有意義な時間を過ごすことができました。みなさんもお時間を見つけてぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。