大山田芋畑散策会
今日は、大山田芋ファンクラブが主催する田芋畑散策会に参加してきました。
湧き水fun倶楽部からの参加は3名に限定されていましたので、皆さんに告知できず、ぐし代表、ごや副代表、そして事務局の私の3名での参加となったことをご了承ください。
今日の集合場所は大山の公民館。午後から雨の予報も、どうにか持ちこたえている様子です。参加者は糸満から名護まで総勢40名超の大盛況。中には、京都からの参加者もいました。宜野湾市教育委員会文化課の課長である呉屋義勝さんがメインの講師となり散策会がスタートします。
まず訪れたのは、アラナキガー。昭和17~18年頃に那覇の水源地ともなっていたこのカーは大山地区で一番の水量を誇るそうです。ここは昨年の散策会でも訪れましたが、そのときよりもかなり水量が多いです。
ここからは、「大山ターブックヮ」の著者であり、田芋の生産者でもある伊佐實雄さんも講師として参加。
伊佐さんからは、同じく田芋の産地として有名な金武町と比べて大山地区が優れている理由として
①金武はダムからの水であるのに対して大山は硬質の湧水であること、②大山は湧水であるため水温が低い上にほぼ安定しており、田芋の適温と合致すること、③金武はマージであるのに対して大山は砂壌土(さじょうど:粘土が12.5~25%)であり、地形も扇形でちょうど良いこと、などが挙げられました。
ヤマチジャガーは、前回は水量も少なかったのですが、今回は水量も復活していました。
散策会の後半は、この地域に残る昔からの街道でもあった国頭畦(クンジャンアブシ)に行ってみます。クンジャンアブシは、琉球王朝時代に那覇と国頭を結ぶ重要な街道だったということです。
この小さな石橋も、当時のもののようです。
散策会の締めくくりは、ふかした田芋とムジ汁の試食会。その会場に「タイモーズ」なる「タイマーズ」のぱくり(?)バンドが出現。
あまりのハイテンションに思わず後ずさりする私たち(笑)。
そして、熱々にふかされた田芋とムジ汁を満喫します。
ごちそうに、ぐし代表とごや副代表もうれしそうです。
試食会を終え、今日の散策会はお開きとなります。今回の散策会を企画運営し、田芋料理を準備していただいた大山田芋ファンクラブのみなさんに感謝申し上げます。また、それまでどうにか持ちこたえていた空から帰る頃にはポツポツと雨も降り出し、天候にも感謝です。
最後になりましたが、大山田芋ファンクラブが2月6日で結成一周年を迎えたそうです。お祝いを申し上げるとともに、今後益々の発展をお祈りします。再度合同でのイベントなどができるように、湧き水fun倶楽部もがんばりますので今後ともよろしくお願いいたします。
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