浦添市防災マップ

湧き水fun倶楽部

2013年02月17日 17:18

今月浦添市内に全戸配布された「防災マップ」
3.11以降、必要だと思われる情報を加えリニューアルされました。

このマップの作成にあたり、浦添市防災危機管理室より、災害時に利用できそうな湧き水を一緒に回ってほしいという依頼があり、昨年の10月に湧き水fun倶楽部の桂浩史自然環境部長が簡単な水質調査も行いながら市内18か所の湧き水を周りました。

(調査結果については、今年の3月に発行する「浦添市の湧き水ガイドブック(仮)」に掲載予定)
その湧き水のリストとポイントが、リニューアルされた「防災マップ」に掲載されています。

場所も航空写真からの画像でだいたいの位置がわかるようになっています。


早速、市民の方から「湧き水情報が載っていていいですね~」とか、「自分の家の近くにも井戸があるのだけど載っていない」等、私の耳にもいくつかの感想が届きました。
確かに水量の豊富な場所しか載っていないのですが、これを機会に、自分の身の回りにある井戸や湧き水に多くの方が関心をよせてくれるといいなと思います。

2月15日(金)付けの琉球新報にこんな記事が載っているよ!と防災危機管理室の川上室長から連絡があり、新聞を広げてみると

那覇市が災害時に湧水を活用するために水質調査をすることが発表されていました。
結びには「災害時のほか、通常時の水資源の有効利用にもつなげたい」という言葉があり、浦添市もそのような方向で湧水資源に注目することができればと思います。

さて、湧き水fun倶楽部も毎月一回の定例会で「浦添市の湧き水ガイドブック(仮)」の編集作業にあたっています。

このペースで3月までは編集作業が続きます。

先日、知り合いの方からおもしろうそうな活動があるよ!と紹介されたのが、宜野湾市で活動をされているという「田芋ファンクラブ」
http://otfc.ti-da.net/c212330.html
なんだか兄弟に出会ったようで親近感がもてます。
田芋と湧き水もとても関係が深いですね。

最後に最近出会った本で印象に残った言葉を紹介します。

「貧しい人が幸せになるには金持ちになる必要はない
 5つのことが満たされていればいい、と

 1つめは、きれいな空気と土と水
 2つめは、災害や戦争のためにふるさとを離れなくてすむこと
 3つめは、予防をふくむ基礎的な医療をうけられること
 4つめは、基礎的な教育をうけられること
 そして5つめは、伝統文化に誇りを持ち、それらを楽しむことができること。

この5つがあるところでは、そのまん中に
子どもたちの笑い声があふれているはずです。
もちろん、大人たちの笑顔も。

マガジンハウス文庫「世界がもし100人の村だったら 総集編」より(2008年発行)

きれいな空気と土と水を大切にしよう!ふるさとを災害や戦争から守る努力をしよう!水に関する伝統文化を誇りに思い伝える努力をし、もっともっと楽しもう!
私も微力ながらがんばっていきたいと思います。

2月も中旬になりましたが、あと少しがんばってガイドブックの完成に全力を注ぎたいです。

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